アド街ック天国で紹介されました

出没!アド街ック天国:板橋の田園調布「東上線 ときわ台」(2022/01/29 放送)

テレビ東京の番組「出没!アド街ック天国」(土曜夜9時:2022/01/29放送回)で、ときわ台が特集されていました。街の飲食スポットの紹介のほか、景観街づくりについても大きく触れられていて、途中、会のメンバーも登場して常盤台の成り立ちを解説しています。

見逃した方は、しばらくの間、下記のリンク先のページでもご覧になれます。

ランキングとともに街の歴史や景観に関する部分のナレーションを書き起こしました。(個人のお名前を抜いている都合、少し言い回しが変わっている部分がありますのでご理解ください)

20位:ときわ台駅【北口】

まず出迎えてくれるのは瀟洒な駅舎。
昭和10(1935)年の開業時には田園調布駅にも負けないモダンさを誇りました。
ところが平成のはじめ(平成4(1992)年、自動改札の導入に伴い増築を重ね、ちょっと残念な装いに。
しかし今は風情を取り戻しています。創業時の駅の姿を3年前に再現。
「一度駅舎を撤去して新しいものに建て替える検討をしていました。地域の住民の方々の「残して欲しい」という声が多々ありましたので再現という形になりました」(東武鉄道)
駅舎の再現は地元の人の悲願だったのです。
そして改札の脇に置かれているのはときわ台駅の可愛い模型。シルバニアファミリーとモダンな駅舎の共演です。これをつくったのは街のおもちゃ屋さんのご主人。
「(駅を)普通のビルにしちゃって、箱だけのものにしちゃって、どこにでもある面白くない街になっちゃう。それがこれ(駅舎)があることによってこの街は生きると俺は思っています」
住民に愛される駅舎が街の風情をもつくるのです。

https://video.tv-tokyo.co.jp/adomachi/episode/00084796.html

19位:クルドサック【北口】

駅の北側は昭和11年から分譲された高級住宅街。他の街では見られない様々な街路設計がなされています。
例えば中央に緑地を持つ円形の道路。フランス語で袋小路を意味するこの名で呼ばれています。クルドサック。
昭和11年、マイカー時代の到来を見越して設置されたロータリー。住民以外の車が入ることは少なく、静かな住環境が保たれるのです。全国的にも珍しいクルドサック。常盤台にある5か所のうち、こと美しいと評判なのがこちらです。周辺住民がこまめに中央の緑地を手入れ。週に1回、植栽の選定や雑草取りをしています。
「せっかくこんないいのがあるんでね、キレイにしておけばいいかなと思って。もう草取りたくてしょうがない」
そして夜も明けきらぬ午前五時。毎朝クルドサックの掃除にやってくるのは82歳。
「みなさんの寝てる間にやらないとね、見てない間にやればいいなと思って。ただ二日酔いの時はキツイんですけどね」
板橋の田園調布。本家に負けず劣らず、エレガントな街なのです。

https://video.tv-tokyo.co.jp/adomachi/episode/00084796.html

18位:本屋イトマイ【北口】
・3年前にオープンした本屋。併設のカフェは私語禁止。ドライローズの香りが個性的なスパイスカレーも。
・グラフィックデザイナーの店主によるキャラクター「ヨンバケ」は、本を読んでない人に来るオバケ
・板橋区は絵本の街イタリア・ボローニャと友好都市。絵本も充実。

17位:山忠水産【南口】
・自宅前でリーズナブルに魚介を販売。ときには100円コーナーまで。

16位:チーズ料理が渋滞中
・居酒屋「たぬき」(南口):チーズ餃子、スペシャルチーズポテトなどのチーズ系おつまみが充実
・韓国料理「ソウル物語」(南口):チーズちぢみ
・カフェ「ラ・パレット」(北口):チーズドライカレー
・ダイニングバー「アンティークダイニング583」(南口):チーズかけ鉄板焼き
・居酒屋「金ちゃん」:チーズグラタン

15位:プロムナード【北口】

北口の住宅地に情緒を生み出します。1周およそ2kmの並木道。先ほどのクルドサック同様、昭和初期の街路設計で生まれました。
ときわ台の地名は、この地にあった常盤の松が由来。常緑を意味する常盤という縁起のいい名前のこの街を、昭和初期に東武鉄道が住宅地として開発します。昭和11年に分譲された常盤台住宅は、都市と農村両方の魅力をあわせもつ当時の理想郷として人気を博したのです。その頃家を買った方に話を伺うと…
「父は普通の中流のサラリーマンでしたけれど、父のようなサラリーマンでも変えたんですね」
当時の坪単価は20円から35円。大卒初任給が50円の時代に1区画80坪が1600円から購入できました。しかし…
「実際に購入した方たちは何区画もいっぺんに購入されて結果としてはお屋敷街のようになったんですね」
会社経営者や医師たちが何区画も買い求め、広いお屋敷が建ち並ぶようになりました。こうして常盤台は田園調布にも引けを取らない憧れの住宅街になったのです。

https://video.tv-tokyo.co.jp/adomachi/episode/00084796.html

14位:夢の東京進出
・居酒屋「一生」(南口):沖縄から進出
・焼鳥・ちゃんこ「どすこい」(南口):福岡・久留米から進出
・ラーメン「桑名」(北口):北海道・札幌から進出

13位:開運中華「慶修」
・中華料理「慶修」(南口):つくる人によって味が違う街中華のチャーハン

12位:ケーキ屋さん
・パティスリー・ラ・ノブティック(北口):日本代表として出場したシェフがつくるヴィエノワ
・プティサパン(南口):理系シェフがつくるフルーツタルト

11位:森の番所(南口)
・街の犯罪抑止のためスタートした、天祖神社の入口に構える民間の自警団の詰所

10位:昭和の名建築(北口)

昭和初期から始まった常盤台住宅には、戦前からの名建築も残っています。
・旧近藤邸(現:プラネアールときわ台スタジオ)
・アイン眼鏡
こちらは昭和12年に設立された帝都幼稚園。レトロかわいい園舎は今年85歳で今も現役。区の登録有形文化財にもなっています。園の門柱は昭和32年に卒業生から寄贈されたもの。設計したのは常盤台に住んだ童画家武井武雄です。タイルが張られ、左右で異なるデザイン。絵本の街板橋にふさわしいファンタジックな門柱です。

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9位:そば「舟喬山」(北口)
・せいろ蕎麦、鴨せいろ

8位:ときわ台銘菓
区民が選んだ「板橋のいっぴん」の和菓子
・「御菓子司 泉屋」(北口):うぐいす餅
・「栄太楼」(南口):板橋お伝え最中
・「三木家」(北口):たれ団子

7位:キッチンときわ(北口)
・店主の名前が常盤で、常盤台と名前が一致したのは偶然のレトロな名物食堂。
・魚介のフライ、ハンバーグライス

6位:庶民派酒場
・焼鳥「彦一」(南口)
・大衆酒場「星忠酒場」(南口):電車のそば
・居酒屋「金ちゃん」(南口):鬼越トマホークの金ちゃんの両親の店

5位:山芳製菓(北口)
・わさビーフ

4位:日本書道美術館(北口)
・書家の小山天舟を中心に設立された日本初の書道専門美術館で、美智子さまも度々来訪。

3位:常盤台銀座商店街(南口)
・鮮魚「竹山魚店」:水曜と日曜限定の海鮮丼
・「末廣煎餅 加賀屋」:店主が焼く江戸っ子好みのお煎餅

2位:ときわ台天祖神社(南口)
・常盤の松があった、鎌倉時代創建と伝えられる神社。秋に例大祭。

1位:常盤台住宅(北口)

昭和初期のモダンな面影が残る住宅街です。住民たちの間では景観ガイドラインも制定されています。美しい街並みを守るため、新築の際の最低敷地面積や外壁や屋根の色などにルールを設けています。
我が町を愛する住民の皆さんの想いとは…
「大住宅が並んで建っているっていうわけじゃなくて、そうじゃないんだけど街自体が素敵な街なんだ。そういう方向でなんとかその街を未来永劫残していけるといいなという風に思うんですけどね」(しゃれ街協議会)
常盤台住宅の中でも、こと風流な一軒が斯波邸。区の有形文化財に登録されています。現在二人の小さなお子さんのいるご家族がお住まいです。こちらが建てられたのは昭和12(1937)年。宮大工がつくったという雪見障子など細部にまでこだわりが詰まっています。しかし…
「冬がやっぱり寒くて、隙間風が凄く寒いです。」
「それどうするんですか…」
「我慢します…」
それでも縁側での日向ぼっこは至福のひと時。街の景観と建物を守りながら、楽しく暮らしています。

https://video.tv-tokyo.co.jp/adomachi/episode/00084796.html

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